今回もBGMを用意いたしました。
前回と同じ雰囲気の曲ですが(^^;、お好みでどうぞ♪
こちらをクリック♪さて、先日の続き。
アメリカ東部、ブランディーワイン・リバー流域の秋の風景です。
★ CONTAX TVS/Vario Sonnar 28-56mm F3.5-6.5/RVPアメリカを旅行されたことのある方ならよく御存じと思いますが、アメリカの自動車のライセンス・プレート(日本で言うナンバープレート)は、州が発行しています。
日本のように「品川」とか「横浜」とか(最近は、「富士山」っていうのがあるの御存じですか?(^^;)、その地域別に発行されるのではなく、あくまでも州単位なのです。
プレートの真ん中にいわゆるナンバーが書かれていますが、その上に州の名前、そして下に「一言」が書かれています。
(もしかしたら、州によっては上下が逆になっている場合もあるかも?)
アメリカの州には「モットー (Motto)」と呼ばれる言葉(日本語のカタカナ言葉風に言えば、キャッチフレーズ)や愛称が必ず制定されているのですが、それらが一言としてライセンス・プレートに添えられているようです。
ブランディーワイン・リバーの流れる二つの州...ペンシルベニア州とデラウェア州でももちろん同様です。
★ CONTAX TVS/Vario Sonnar 28-56mm F3.5-6.5/RVPペンシルベニア州の州名は、建国の父の一人に数えられるウィリアム・ペンに由来します。
そして、アメリカ合衆国として独立・建国するまで、事実上のアメリカの首都として機能していたのが大陸最大の都市でもあった州都フィラデルフィアでした。
(たしか、建国後も、ワシントンDCが建設されるまでは首都だった時期があったと思います)
1776年7月4日、13州の代表が集まり、独立宣言が採択されたのも、フィラデルフィアの議事堂。
ここは今も「独立記念館」 (Independence Hall) として観光名所になっています(^^)
そういう自負がありますので、ペンシルベニア州は “Keystone State” を名乗っています。
アメリカ合衆国の「礎石」だということですね。
で、車のライセンス・プレートにも、しっかりとそう書かれていますよ。
★ CONTAX TVS/Vario Sonnar 28-56mm F3.5-6.5/RVPブランディーワイン・リバーの下流は、デラウェア州。
ブドウのデラウェアをつい想像しがちですが(笑)、全く関係ありません(^^;
(そもそも、ブドウが栽培されるような温暖な地ではありません...)
とても小さな州ですが、この州にもアメリカNo.1ともいえる誇りがあります。
アメリカは、1776年に英国からの独立を宣言をしましたが、まだ国家とはいいがたく、13の州のゆるやかな連合体みたいな感じだったそうです。
そのため、州単位ではなく「アメリカ全体をどうする?」と言うときに行き詰まり、「連邦制」を採り入れ、13の州が集まって一つの独立国家になるという道を選びました。
13州が集まる会議を大陸会議と呼んでいますが(独立宣言もその会議で採択されました)、1787年9月、その大前提となる「アメリカ合衆国憲法」の草案が会議で可決されました。
しかし、この憲法が発効するには、参加している13の州すべての批准が必要です。
(9つの州で可とされたそうですが、最終的にはすべての州が批准しました)
★ CONTAX TVS/Vario Sonnar 28-56mm F3.5-6.5/RVP「合衆国憲法」(草案)は各州へ持ち帰られ、それぞれの州の議会で批准するか否か(=アメリカ合衆国の成立に賛成するか、反対か!)という議論が行われました。
そして、最初に批准したのが、デラウェア州でした。
「アメリカ合衆国の第一番目の州」として歴史に刻まれることになりました。
デラウェア州の愛称は、“The First State” 。
車のライセンス・プレートにも堂々とそう刻印されています。