God Speed ! ~ 風、しましょ!

風の向くまま、カメラを持って旅に出かけましょう!
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水戸・偕楽園

水戸偕楽園_02



   梅の花 今盛りなり 思ふどち 插頭(かざし)にしてな 今盛りなり


     筑後守葛井大夫

     (萬葉集 巻第五)




※今日の写真は、すべて Canon PowerShot G9 で撮りました。



ようやく梅の花が見頃になった水戸の偕楽園へ行ってきました(^^)


上の歌の大意です。

梅の花が今盛りである。心の合った者同士、かざしにしよう。梅の花が今盛りである。


ま、なんともシンプルな歌。
まんまですな(^^;


この時期、当ブログではすっかりおなじみですが...
って、ようするに同じネタを毎年繰り返してますデス(^^ゞ

今から約1300年前の天平2年、九州の大宰府において、長官だった大伴旅人の邸宅で梅を愛でる宴が催されました。
その際に、招かれた客人たちが詠んだ歌が合計32首、万葉集に収められています。


そして、その歌の冒頭には...

天平二年正月十三日に、帥(そち)の老(おきな)の宅(いへ)に萃(あつ)まりて、宴會を申(ひら)きき。 時に、初春の令月にして、氣淑(よ)く風和(やはら)ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫ず...

(まだまだずっとつづく)

と始まる序文が添えられています。

この文章、いわゆる万葉仮名ではなく漢文で書かれており、古来、名文として知られていますが、さてこの序文を書いたのはいった誰だ!というのが、昔から論争になっているとか(^^;





水戸偕楽園_01



   正月(むつき)立ち 春の來(きた)らば 斯(か)くしこそ 梅を招(を)きつつ 樂しき終へめ


     大貳紀卿

     (萬葉集 巻第五)


序文に続く、第一の歌がこれ。

「大貳(弐)」とは、当時の地方国府のナンバーツーのこと。
ここでは、大宰府の副長官のこと。

ちなみに、今、大河ドラマの主人公になっている平清盛も、一時期この官職に就いていました。
(ただ、実際に大宰府に赴任したことはなさそう?)


(大意)

正月になって、春が来たらば、このように、梅の花を招き寄せて楽しいことの極みを尽くそう。





水戸偕楽園_03



   春さらば 逢はむと思(も)ひし 梅の花 今日の遊(あそ)びに あひ見つるかも


     藥師高氏義通

     (萬葉集 巻第五)


今年もようやく会えたね!(^^) という歌♪


(大意)
春になったらば逢いたいと思った梅の花に、今日の遊宴で逢うことができた。




水戸偕楽園_04



   梅の花 今咲ける如(ごと) 散り過ぎず わが家(へ)の園に ありこせぬかも


     小貳小野大夫

     (萬葉集 巻第五)


(大意)
梅の花は、今こんなに咲いているようにいつまでも散らずに、私の家の庭にあって欲しいものだ。



小貳(小弐、少弐=しょうに)とは、大弐の下の次官。

この人、小野老(おののおゆ)という人です。


人名よりも、実は次の歌がとても有名。




水戸偕楽園_05



   あをによし 寧樂(なら)の京師(みやこ)は 咲く花の (にほ)ふがごとく 今盛りなり


   大宰少貳小野老朝臣

   (萬葉集 巻第三)


これまた、当ブログでは何度も登場している歌です(^^ゞ

この歌は、奈良の都で詠んだものではなく、遠く離れた九州・大宰府で、

 「今頃は都ではいろんな花が咲き誇り、さぞかし素晴らしいだろうなぁ。。。
 いいなぁ。。。都に帰りたいなぁ。。。」

という気持ちを詠んだものです。


都が忘れられなかった小野老でしたが、残念ながら奈良へは二度と還ることはなく、大宰府でその生涯を閉じました。

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Comment

ららさん
編集
こんばんは。
お返事が遅くなってしまい、本当に申し訳ありませんm(_ _)m

二年ぶりで偕楽園へ出かけました。
去年の大地震でかなり大きな被害を受けたということでしたが、
皆さんの懸命の努力もあってか、古くからの梅の木々は見事な花を付けていました(^^)
偕楽園の梅は、大木、古木が多く、とても見応えがあって好きなんですよね~。
万葉人たちが愛でた梅の木は、どんな木々だったのでしょうね。
2012年04月07日(Sat) 23:55
No title
編集
こんにちは。
ららも28日、偕楽園に立ち寄りました。
暖かで、平日なのに人がたくさん。
春を愛でる、花を愛でるというのは、
日本の伝統というか
固有の感覚なんでしょうね。
梅を詠んだ万葉集の歌はとても好きです。
2012年04月02日(Mon) 20:12












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