God Speed ! ~ 風、しましょ!

風の向くまま、カメラを持って旅に出かけましょう!
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今年の桜

近所の桜_EP1_Sumicron50_01

★ Olympus Pen E-P1/Summicron 50mm F2


   うちはへて 春はさばかり のどけきを 花の心や なにいそぐらん


     きよはらのふかやぶ

     (後撰和歌集 巻第三 春下)





ブログの更新をサボっている間に、関東でも桜が満開になりました(^^;

というわけで、今日は近所の公園の桜を。 (← いつもながら手抜き...)



上の歌の作者、「きよはらのふかやぶ」とは、清原深養父のことです。

三十六歌仙の一人で後撰和歌集の撰者でもある清原元輔の祖父に当たる人です。
(なので、「春はあけぼの..」でおなじみの清少納言のひいおじいさんってことですね)


ちなみに百人一首にもこの人の歌が採られているので、ご存じの方も多いかと。

  夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづくに 月宿るらむ


歌の大意です。

ずっと引き続いて春はこのようにのんびりしているのに、花の心はどうしてあわただしく散ろうと急ぐのだろうか。





近所の桜_EP1_Sumicron50_02

★ Olympus Pen E-P1/Summicron 50mm F2


   さくら河といふ所ありと聞きて

   常よりも 春べになれば さくら河 花の浪こそ 間なく寄すらめ

     つらゆき

     (後撰和歌集 巻第三 春下)


川面に浮かぶ花びらが浪となる様子を詠んだものでしょうが、
咲き誇る桜の花が無数に重なる光景を目にして、さながら波がうねっているような錯覚に陥りました。

そんなわけで、こんな歌を選んでみました(^^ゞ

作者の「つらゆき」とは、言うまでもなく、紀貫之のこと。


(大意)
春の頃になると、あの桜河では、花の浪がいつもの浪よりも間断なく寄せていることであろうよ。





近所の桜_EP1_Sumicron50_03

★ Olympus Pen E-P1/Summicron 50mm F2


   折(をり)とらば をしげにもあるか 桜花 いざ宿かりて ちるまでは見む


     よみ人しらず

     (古今和歌集 巻第一 春歌上)


万葉集の時代...飛鳥・奈良時代もそうでしたが、平安時代に入っても、梅や桜を愛でるために、花の付いた枝を「手折(たを)る」ということをしていたようです。

今、そういうことをすると、間違いなく怒られます(^^;


(大意)

折り取るならば、花も心なしか惜しそうだな、ああ桜花よ。さあこの花陰に宿を借りて、散るまで見ていよう。





近所の桜_EP1_Sumicron50_04

★ Olympus Pen E-P1/Summicron 50mm F2


   渚院にて桜を見て、よめる

   世中(よのなか)に たえてさくらの なかりせば 春の心は のどけからまし


     在原業平朝臣

     (古今和歌集 巻第一 春歌上)


ま、桜の歌と言えばやっぱりこれ(^^)

桜の季節を待ち望むのは、王朝貴族も平成の平民も一緒♪




近所の桜_EP1_Sumicron50_05

★ Olympus Pen E-P1/Summicron 50mm F2


   色見えて うつろふ物は 世中(よのなか)の 人の心の 花にぞありける

     小町

     (古今和歌集 巻第十五 恋歌五)


この歌、直接桜の花を詠んだものではないのですが、この時期になるとなぜか真っ先に思い出すのが小野小町のこの歌。


(大意)

色が見えていて変わるものは花ですが、色が見えないで変わるものは、世の中の人の心という花であることです。



あなたの心の中の花...今はどんな色をしていますか?



※ 歌の表記と大意は、岩波書店「新日本古典文学大系」の「古今和歌集」と「後撰和歌集」に拠りました。

 
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Comment

hana 123さん
編集
こんばんは。
いつもコメントありがとうございます(^^)
今年に入ってから、なかなか落ち着いてブログの更新ができないでいます。
写真を撮りに行く時間がなかなか作れないのも大きな悩みです(T_T)
hana 123のところへもコメントできずにごめんなさい。
新連載も始まりましたね!
その前に、前の作品を早く読破したいのですが...(続きが気になっているのですが)
ご活躍、楽しみにしていますよ~(^^)
2012年04月08日(Sun) 22:30
No title
編集
こんにちは。おいそがしそうですね、。
勿論私もいそがしいのですけれど。暇な人はいないでしょう。
今年度はとびきりがんばろうとおもっています。
いままでの童話を整理したり、詩集と童話(2~3冊)をいつでも出版できるようにしたりと
準備します。これがなかなか暇のかかる仕事なので大変ですが、やりとげなくては・・・。
でも生きがいなのでがんばれます。
いつもおつきあいありがとうございます。感謝しています。
私の詩や童話の原点はこの百人一首です。
2012年04月08日(Sun) 18:04












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