God Speed ! ~ 風、しましょ!

風の向くまま、カメラを持って旅に出かけましょう!
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靖国神社 (その4)

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★ Leica M6/Summicron 35mm F2/100TMX


  大宰帥大伴卿の、凶問に報ふる歌一首


   世の中は 空しきものと 知る時し いよよますます 悲しかりけり


     大伴旅人

     (萬葉集 巻第五 雑歌)




今日も靖国神社の桜をモノクロで。


このところ、あまりに痛ましい交通事故が続いていますね。
本当に心が痛みます。

ハンドルを握る者の一人としては、より慎重で安全な運転に努めなくては。。。
と、改めて自戒の念を強くする、今日この頃です。





靖国神社_M6S35_100TMX_07

★ Leica M6/Summicron 35mm F2/100TMX


上の歌は、次のような詞書きが添えられています。


禍故重畳し、凶問累集す。永(ひたぶる)に崩心の悲しびを懐(むだ)き、獨り断腸の泣(なみだ)を流す...

(以下省略)


最近の状況がまさに「禍故重畳し、凶問累集す」という状況ですが、大宰府の長官で後に大納言となった大伴旅人はこの時期、どのような「凶問」(=凶聞、凶事)に心を痛めていたのでしょうか。。





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★ Leica M6/Summicron 35mm F2/100TMX


   忘らむて 野行き山行き 我(われ)来れど 我が父母は 忘れせのかも


     商長首麿

     (萬葉集 巻第二十)


作者は駿河国(今の静岡県の一部)で防人として徴用された人。
「あきのをさのおびとまろ」と読みます。

ちなみに、「父母(ちちはは)」を、万葉仮名では 「知々波々」と表記しています。

駿河国で防人から集めた歌20首のの一つとして万葉集に載せられています。


(大意)
忘れようと野を行き山を行き私は来たが、わが父母の姿は忘れることができないことである。






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★ Leica M6/Summicron 35mm F2/100TMX



   父母が 頭(かしら)かき撫で 幸(さ)くあれて いひし言葉(けとば)ぜ 忘れかねつる


     丈部稻麿

     (萬葉集 巻第二十)


これも防人の歌です。
作者は同じく駿河国の防人で、「はせつかべいなまろ」。


(大意)
父母が頭を撫でて無事でいるようにと言った言葉を忘れかねることです。


この歌には、土地の訛りが含まれているそうです。

「ことば」(言葉)のことを、「けとば」、それに続く助詞の「ぞ」のことを、「ぜ」。
(もちろん、原文は万葉仮名=漢字の当て字で表記されています)

厳密には、現代の発音とは異なるのでしょうが、当時の日本語(特に方言)を知る上で興味深い歌ですね...





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★ Leica M6/Summicron 35mm F2/100TMX



   わが行きは 七日(なぬか)は過ぎじ 龍田彦 ゆめ此の花を 風にな散らし


     作者不明

     (萬葉集 巻第九 雑歌)


「龍田彦(たつたひこ)」は、風の神様のこと。
奈良・斑鳩の竜田神社の祭神だそうです。

作者は誰なのか伝わっていませんが、万葉集の注意書きに「高橋連蟲麿(たかはしのむらじむしまろ)の歌集の中に出づ」とあります。
むろん、本人が詠んだものとは限らず、なので、不明(^^;


(大意)
私の旅行は七日は越えまい。竜田の風神よ、決してこの花を風で散らさないで下さい。
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