嵯峨野・宝筐院

2008-宝筐院_02



京都・嵯峨野にある小さな古寺を訪ねました。

雨に濡れるモミジも良いものですね(^^)



ご心配をおかけしましたが、とりあず復活しました m(_ _)m
ただ、まだちょっと不安定で、またネットとの接続が切れる恐れもありそうです。 (PCが悪いのか、プロバイダーが悪いのか、イマイチ不明...)


さて、今日の写真は、京都にある臨済宗の古寺・宝筐院(ほうきょういん)です。

紅葉のピークを過ぎた時期で、しかも雨だったということもあってか、訪れる人もまばら。
静かな雨音の中、ゆっくりとお庭を散策することができました(^^)v



2008-宝筐院_01


宝筐院は、平安時代中期に白河天皇の勅願によって建立されたお寺で、もとは「善入寺」という名前だったそうです。

天皇の勅願寺らしく、当時は七堂伽藍が建ち並ぶ大寺院だったそうです。室町時代に足利将軍の庇護も受けかなり繁栄した時期もあったようですが、その後次第に荒廃してしまいました。



2008-宝筐院_05


お寺を建てた白河天皇は、20歳で即位し34歳の時に退位した天皇です。

在位がわずか14年間、と思われるかもしれませんが、この時代にしてみれば、決して短くない期間と言えると思います。



2008-宝筐院_06


そんなに若くしてどうして退位してしまったのでしょう?

それまでの時代では、周囲、特に摂政・関白という要職を世襲して政治の実権を握っていた藤原摂関家の圧力によって、次の天皇への譲位を強要される...というパターンが多かったのですが、この場合は違っていました。



2008-宝筐院_08


白河天皇は、自らの意志で天皇の位を退きました。そして、わが子であるまだ8歳の皇太子に皇位を譲ったのでした。

「8歳の天皇」はもちろん何もできません。
このような場合、それまでは藤原摂関家が実質的な政治を担ってきました。(幼い天皇を即位させるのはそれが目的でもありました)



2008-宝筐院_07


ところが、白河天皇と父である後三条天皇はもともと藤原摂関家とは姻戚関係が薄く、そのため藤原氏全盛期の宮廷では、幼い頃からかなりぞんざいに扱われていたようです。

「冷や飯食い」とまでは言わないものの、完全に表舞台からは忘れられた存在になっていました。

そんなこともあってか、父の後三条天皇が皇位に就くと、藤原摂関家を抑えつけ、自らが政治を主導していく新政を始めました。ただ、残念なことに、後三条天皇は病気のためわずか40歳でこの世を去りました。



2008-宝筐院_03



その後を継いだのが、後三条天皇の息子であった白河天皇です。
父の姿を見てきた白河帝は、当然のように引き続き親政を行い、自分でバリバリと仕事をすることを望み実行していきました。

これはあくまでも私見ですが、後三条帝と白河帝の親子は、今まで自分たちを邪険にしてきた藤原摂関家(藤原氏の中でも主流、いわゆる「本家筋」と言ってもいいでしょう)を政治の最前線から排除して、権力を本来の持ち主である天皇に取り戻そうとしたのはないでしょうか。

なんせ、白河帝が即位したのはまだ20歳の時。
若さに満ちあふれ、やる気満々の青年天皇です。



2008-宝筐院_04


ところで、白河天皇は、まだ8歳という幼い息子に皇位を譲ったのですが、だからと言って別に隠居したわけではありません(^^;

「白河上皇(白河院)」となり、自ら幼い天皇の後見役となったのです。あくまでも親政を貫こうとしたのでしょう。

幼い天皇の後見役として摂政となり、時には関白職も兼務して政治を牛耳る...これが、平安王朝における藤原摂関家の従来のやり方でした。その絶頂期とも言えるのが、「この世をば わが世とぞ思ふ....」と詠んだ藤原道長の時代です。

しかし、藤原氏のそのような動きを抑えつけ、自ら天皇のさらに上の位に就くということで、従来の藤原氏の政治勢力を押さえつけたのが、白河天皇(白河院)でした。

そして、これが有名な「院政」の始まりでもありました。



2008-宝筐院_09


以降、白河院は、三代の天皇の後見役として、約40年にわたって実質的な権力の座に就いていました。

ちなみに、後に太政大臣にまで出世し、わが国に初めて武家による政権を打ち立てた平清盛は、この白河院の御落胤だという説があります。
(「平家物語」でもそのように描かれています。)


現在の宝筐院は臨済宗のお寺ですが、もちろん当時はまだ日本には禅宗は伝わっておらず、今のような禅寺となったのは室町時代、足利将軍の庇護を受けるようになってからでした。


明日も宝筐院の紅葉をお届けする予定です♪
(ただし、ちゃんとネットにつながってくれれば、の話ですが...(^^;)


※このシリーズは、すべて Canon PowerShot G9 で撮影しました。

テーマ : 癒される写真
ジャンル : 写真

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夕香さん

こんばんは。
そうですか。そうでしょうね(笑)
吉川英治は、まさに天才ストーリーテラーだと思います。同じ物語でも、彼の手にかかると、どんどん引き込まれてしまい、気が付くと夜明け間近になっていました(^^;)
マイペースで読んでくださいね〜♪

こんばんは

面白くてやめられない〜♪が本音です。
読書はすきなのですが、目が疲れて今肩こりです。
あまりムリせずにゆっくりよんでいます。
娘はもっと早くよみますが。

ららさん

こんばんは〜。
真っ盛りの紅葉はもちろんきれいなのですが、盛りを過ぎた頃、一面が紅葉の絨毯になっている様子もまた素敵ですよね(^^)
京都はお庭造りがとっても見事なところが多いので、こんな小さな(マイナーな?)ところでも、本当にゆっくりと楽しめます(^^♪

夕香さん

こんばんは〜。
わー!13冊ですかー!
僕も実は読もうと思ってかったものの、まだ全然手を付けてない本が10冊ぐらいあります(^^ゞ ほんと、どうしよう(笑)
三国志、どうですか?
学生時代に夢中になって読んだものですが...(^^)

nana*さん

こんばんは〜。
ちょうど二週間前に行ってきました(^^)v
普段は出稼ぎばかりですが、この時は純粋に遊びに行ってきましたよ(^^)
雨の紅葉もいいもんだなぁ〜と実感しました。訪れる人も少なく、のんびり散策できましたよ♪

ノロタンさん

こんばんは〜☆
雨の紅葉も悪くないでしょ?(^^)

>渚ゆう子の京都の歌

二つあるんですよね。
「京都の恋」と「京都慕情」。なんと二つともベンチャーズの作曲なんだそうですね!
(僕は京都慕情の方が好きです(^^ゞ)
↓こんなの見つけました。
http://jp.youtube.com/watch?v=1ggMKclllMc
本当に良い声ですよね〜(^^♪

ベルニナさんへ

秋の京都とベルニナさん
とてもいい感じです(*^_^*)

ネット繋がってよかったですね。
秋の嵯峨野路
赤と黄色に紅葉が散り乱れて
心は平安時代の歴史のうねりの中に
・・・
最高のひと時をありがとうございました

こんばんは

ここへ来たら歴史の勉強も出来ます〜♪
今三国志(吉川英治)4巻までよみました。
しかし、ここである人に13冊も本がおくられてきました。ギルガメシュの社長さんです。
この人には出版パーティに出席していただく人ですが、凄い人です。研究家、作家、社長、といろんな顔を持った人です。
どうしてよもうかな、と悩みますね。

モミジ、特にベルニナさんの撮られるモミジはとてもステキ〜♪

こんばんは!
京都に行かれたのですか?
一度紅葉の季節に京都に行ってみたいんですよねー!
羨ましいです><
やっぱり京都の紅葉は風情があっていいですねー^^
雨で濡れてる葉もツヤっぽくて色がキレイに見えますね!
雨の中見る紅葉も素敵なんですね♪
続きも楽しみにしています!

ベルニナさん、こんばんは。
やっぱり京都の紅葉は最高ですね。
雨に濡れたもみじたちも美しい姿(#^.^#)
葉の先だけが赤いもみじ…変わってますね。
初めて目にしました(^・^)
渚ゆう子の京都の歌?なんだったろう?
頭の中で聴こえています。題名を忘れました(~_~;)
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